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チルドリンがママに伝えたいこと(特集)
銀行について考えたことはありますか?お金を預けるってどういうこと?理想の銀行について考えてみましょう。
私たちにとって「お金」はとても大切なものです。
最近は年金問題や税金の使われ方など、
お金について関心が高まっているように感じられます。
しかし、最も身近で、ほとんどのお金を預けることになる
「銀行」についてはどうでしょう?
預けたお金が、私たちの意図と異なる使われ方をしていたとしたらどうですか?
子どもたちが一生懸命貯めたお年玉で、実は環境破壊が行われていたとしたら……?
今回お話を伺ったのは、銀行のあり方に疑問を抱き、
誰かに期待するのではなく、地域市民が主体となって金融機関をつくろうと
女性・市民信用組合(略称WCC)設立準備会の代表を務める向田映子さんです。
WCCが立ち上がった背景を通して、理想の銀行のあり方、私たちができること、
そしてお金について、一緒に考えてみませんか?
最近は年金問題や税金の使われ方など、
お金について関心が高まっているように感じられます。
しかし、最も身近で、ほとんどのお金を預けることになる
「銀行」についてはどうでしょう?
預けたお金が、私たちの意図と異なる使われ方をしていたとしたらどうですか?
子どもたちが一生懸命貯めたお年玉で、実は環境破壊が行われていたとしたら……?
今回お話を伺ったのは、銀行のあり方に疑問を抱き、
誰かに期待するのではなく、地域市民が主体となって金融機関をつくろうと
女性・市民信用組合(略称WCC)設立準備会の代表を務める向田映子さんです。
WCCが立ち上がった背景を通して、理想の銀行のあり方、私たちができること、
そしてお金について、一緒に考えてみませんか?
日本は世界の中で一番貯蓄の多い国と言われています。国民が安心して銀行に預けられるという、よい環境とも言えそうですが、本当にそうなのでしょうか。皆さんはどのように銀行を選んでいますか?また、預けたお金がその後、どのように使われているかを知っていますか? 普段私たちは預金した後のお金の流れを意識する事がほとんどありません。今回のテーマは「お金と銀行」についてです。秋の夜長にゆっくりと考えてみませんか?
今回お話を伺ったのは「女性・市民信用組合(WCC)設立準備会」代表の向田映子さんです。WCCは市民自身による非営利・協同の地域金融機関を目指しています。しかし、信用組合(=組合員制の非営利法人の銀行。地域の小規模事業者、居住者、勤労者の組合員を対象にした、預金と貸し出しを行う金融機関のこと)を設立するには金融庁の「認可」を受けなくてはなりません。実績や信頼を築き、国に認めてもらうためは長い時間がかかることが見込まれたため、その準備期間に、登録だけで事業を開始できる「貸金業(=預金の機能はなく、貸し出しのみの機関)」として女性・市民バンク(WCB)を設立しました。WCC設立に賛同し、一口10万円以上を出資した会員に融資をするという「相互扶助」のシステムをつくったのです。
そんな向田さんですが、実はもともと金融関係の仕事に従事していたというわけではなく、私たちと同じ単なる、一預金者だったとのこと。では、なぜ信用組合をつくろうと思ったのでしょう?
「バブルがはじけて、金融機関が倒産するという事態が相次いで起きたことがきっかけです。それまでは、まさか銀行がつぶれるなんて、思いもしませんでしたから。同時期に銀行から総会屋にお金が流れていた事が発覚したり、大蔵省への接待の問題が発覚したりと、いろいろと金融機関への不安や不信が募り始めました。そこで、そういえば預けた後の私のお金ってどうなっているのかしら? と、初めて考えたんです。
調べてみると、銀行の多くは大企業優先に融資を行い、郵便貯金は財政投融資を通じた公共事業やODA(政府海外援助)に使われていました。私の預けたお金が世界を駆け回って、ダムの建設や、干潟の埋め立て、熱帯雨林地域の開発など、自分にとって良しとしない事業に加担していたことが分かったのです。つまり、私も加害者になってしまっていたということに気がつき、ショックを受けました。しかも、銀行側は融資先の具体的な情報を開示はしていません。だからといって、預金をしないで手元においてタンス預金をするのがいいというわけではありませんよね。そこで、自分が納得するところに、どうやったらお金が流れるのかを考えたんです。どこに預けたらいいのだろうと。一方で、私が長年関わってきた地域のなかで働く女性たちから、活動の資金が足りなくなり融資を申請しても、銀行はほとんど貸してくれないという悩みを聞きました。民間の保育園やお年寄りに食事を届けるサービス、リサイクルショップの運営など、私たちに身近で本当に必要とされる事業なのに、銀行は融資してくれないんです。でも、それっておかしいと思いませんか。それで周りから、そういう銀行があったらいいのにね、という声があがったのです」
そうして、向田さんたちは神奈川県で生活や仕事をしている女性を主に対象とした融資活動を行うための銀行をつくる研究会を1996年に立ち上げました。「お金に意思を持たせたい」と始めた活動は10年を超える月日が経ち、現在では会員数が個人が433人、団体が65団体、総出資額1億円を越えているそうです。
実は、このようなNPOバンクは他の地域でも増えているそうです。それぞれの目的は異なるかもしれませんが「自分のお金をどう活かすのか」という意識は広まりつつあるようです。また、海外においては、市民バンクはさらに発展し、より生活に根付いたものになっているそうです。
「ヨーロッパには、私たちのお手本になるようなソーシャルバンク(社会的銀行)が各国に1つはあるようです。預金者の納得のいく融資先にお金が流れる仕組みがきちんとできていて、金利は低くても、その分『満足と安心』をもらえるのです。自分の預けたお金の融資先を指定できる銀行もあるんですよ。日本では銀行が統合されどんどん大きくなっていますが、それは世界のトレンドに逆行した流れです。大きい銀行は大企業や政府を相手にお金の流れを生み出します。私たち市民に必要なのは地域に密着した小さな銀行なのではないでしょうか。そうすることで、市民も地域も銀行も互いに活性し、よいお金の流れが生まれると思うのです」みなさんは、どんなことに自分のお金が活用されたいですか? そのために、今私たちができることを考えてみましょう。

今回お話を伺ったのは「女性・市民信用組合(WCC)設立準備会」代表の向田映子さんです。WCCは市民自身による非営利・協同の地域金融機関を目指しています。しかし、信用組合(=組合員制の非営利法人の銀行。地域の小規模事業者、居住者、勤労者の組合員を対象にした、預金と貸し出しを行う金融機関のこと)を設立するには金融庁の「認可」を受けなくてはなりません。実績や信頼を築き、国に認めてもらうためは長い時間がかかることが見込まれたため、その準備期間に、登録だけで事業を開始できる「貸金業(=預金の機能はなく、貸し出しのみの機関)」として女性・市民バンク(WCB)を設立しました。WCC設立に賛同し、一口10万円以上を出資した会員に融資をするという「相互扶助」のシステムをつくったのです。そんな向田さんですが、実はもともと金融関係の仕事に従事していたというわけではなく、私たちと同じ単なる、一預金者だったとのこと。では、なぜ信用組合をつくろうと思ったのでしょう?
「バブルがはじけて、金融機関が倒産するという事態が相次いで起きたことがきっかけです。それまでは、まさか銀行がつぶれるなんて、思いもしませんでしたから。同時期に銀行から総会屋にお金が流れていた事が発覚したり、大蔵省への接待の問題が発覚したりと、いろいろと金融機関への不安や不信が募り始めました。そこで、そういえば預けた後の私のお金ってどうなっているのかしら? と、初めて考えたんです。
調べてみると、銀行の多くは大企業優先に融資を行い、郵便貯金は財政投融資を通じた公共事業やODA(政府海外援助)に使われていました。私の預けたお金が世界を駆け回って、ダムの建設や、干潟の埋め立て、熱帯雨林地域の開発など、自分にとって良しとしない事業に加担していたことが分かったのです。つまり、私も加害者になってしまっていたということに気がつき、ショックを受けました。しかも、銀行側は融資先の具体的な情報を開示はしていません。だからといって、預金をしないで手元においてタンス預金をするのがいいというわけではありませんよね。そこで、自分が納得するところに、どうやったらお金が流れるのかを考えたんです。どこに預けたらいいのだろうと。一方で、私が長年関わってきた地域のなかで働く女性たちから、活動の資金が足りなくなり融資を申請しても、銀行はほとんど貸してくれないという悩みを聞きました。民間の保育園やお年寄りに食事を届けるサービス、リサイクルショップの運営など、私たちに身近で本当に必要とされる事業なのに、銀行は融資してくれないんです。でも、それっておかしいと思いませんか。それで周りから、そういう銀行があったらいいのにね、という声があがったのです」
そうして、向田さんたちは神奈川県で生活や仕事をしている女性を主に対象とした融資活動を行うための銀行をつくる研究会を1996年に立ち上げました。「お金に意思を持たせたい」と始めた活動は10年を超える月日が経ち、現在では会員数が個人が433人、団体が65団体、総出資額1億円を越えているそうです。実は、このようなNPOバンクは他の地域でも増えているそうです。それぞれの目的は異なるかもしれませんが「自分のお金をどう活かすのか」という意識は広まりつつあるようです。また、海外においては、市民バンクはさらに発展し、より生活に根付いたものになっているそうです。
「ヨーロッパには、私たちのお手本になるようなソーシャルバンク(社会的銀行)が各国に1つはあるようです。預金者の納得のいく融資先にお金が流れる仕組みがきちんとできていて、金利は低くても、その分『満足と安心』をもらえるのです。自分の預けたお金の融資先を指定できる銀行もあるんですよ。日本では銀行が統合されどんどん大きくなっていますが、それは世界のトレンドに逆行した流れです。大きい銀行は大企業や政府を相手にお金の流れを生み出します。私たち市民に必要なのは地域に密着した小さな銀行なのではないでしょうか。そうすることで、市民も地域も銀行も互いに活性し、よいお金の流れが生まれると思うのです」みなさんは、どんなことに自分のお金が活用されたいですか? そのために、今私たちができることを考えてみましょう。

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