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チルドリンがママに伝えたいこと(特集)

人形劇を観に行こう!

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feature_vol10.jpg人形劇を観に行ったことはありますか?
春休み真っ最中のある日曜日、
チルドリン編集部は、「プーク人形劇場」に行ってきました。
表情豊かな人形たちが繰り広げるにぎやかな舞台の世界に
会場のキッズもママも、そしてパパまでも
家族みんながグッと引き込まれているようでした。
雨がしとしと降る日曜日の午後。朝は激しいどしゃぶりの雨が降っていたにも関わらず、「プーク人形劇場」の入り口には開演を待つたくさんの親子で行列ができ ていました。ここは、新宿駅から徒歩約7分の場所にある、日本で最初に建てられた人形劇専門の劇場です。いまから36年前、この場所に設立して以来、世代 を超えたお客さんを動員し続けています。

この日の演目は、おなじみの人気絵本から「ねずみくんのチョッキ(原作/なかえよしを《ポプラ社刊》)」と、ブルガリアのお話「うさぎの学校」の2本立て。 拍手とともに舞台の幕があがると、小さなお客さんたちは目をキラキラと輝かせて、じっと人形劇を見つめていました。表情豊かな人形たちは、人形を操作する 俳優たちとともに、歌ったり踊ったりしながらストーリーをすすめます。観ている子どもたちは、舞台から投げかけられる質問に元気に答えたり、またあるとき は「うしろに悪いキツネが隠れているよ!気をつけて!」と、主役の人形に声をかけて応援したりしながら、あっというまの1時間半が過ぎました。公演の間、 子どもたちは人形劇の世界にすっかり釘付けの様子です。こういった生の公演を見る機会が日頃少ないせいか、飽きてしまったり、走り回ったりしてしまう子ど もは、驚くことにこの日ひとりも見かけませんでした。「いつもは落ち着かないのに、プークの人形劇はじっと座って観ています」という声もたくさんのお母さ んから寄せられているそうです。

feature_vol10_02.jpgプークの演目を決める作業は、 「いまの子どもたちに、どういう芝居を見せたらいいだろう」と考えるところから始まります。「青い鳥」や「エルマーと16ぴきのりゅう」など童話や絵本が 元になっている場合もあれば、完全なオリジナル脚本を書く場合もあるそうです。「子どもたちが知っている話だとやはりすぐに夢中になりますし、逆にまった く知らないお話だと、新しいものを観る楽しさがあるんでしょうね。その反応が毎回違うから、私たちは観客席にいる子どもたちと一緒に舞台をつくりあげてい ると思っているんですよ」と、「人形劇団プーク」で制作を担当している岸本真理子さんは教えてくれました。

ひとことで「人形劇」といっても、人形を手にはめる「手づかい」や、「糸あやつり」「影絵」「仮面劇」着ぐるみなどを着る「かぶりもの」など表現操作方法は さまざまです。人形の足がどこにつくのか、どういう人形の構造かで、多様に表現方法があります。そのため、「お客さんにとって一番見やすい舞台」という条 件が、その都度変わってくるのです。「人形劇団プーク」では人形劇のためのいろいろな機構をそろえた専門劇場をつくることによって、どんな人形劇でも表現 することが可能になりました。劇場内は舞台と観客席との段差がとても低く設定されていて、子どもが座ったときに、一番観やすい高さで人形劇が行われます。 また、観客席は後ろに向けてひな壇のようになっていて、子どもは前列に、大人は後ろの席に案内されるので、子どもたちはみんな、特等席で観ることができる のです。公演中は、離れて座る親の心配をよそに、子どもは意外とひとりで立派に着席しています。ほかのお友達と一緒に鑑賞しているわが子の姿を後ろから客 観的に見ることができるのも、「プーク人形劇場」のよさかもしれません。

feature_vol10_03.jpgこの劇場を長い間ずっと見守ってきた岸本さんは、最近の客層にこんな変化を感じています。「30年前は、子どもを連れてくるのはお母さんがほとんどでした が、最近はお父さんが連れてくるケースも増えています。もちろんご夫婦でのご来場も多いですが、仕事や用事で忙しいお母さんに頼まれて、お父さんがお子さ んを連れて観に来られるかたも多くなりましたよ。また、昔、親に連れられてきた子どもが、いまは自分の子どもを連れてきているというケースもお見かけしま す。おばあちゃん、娘、孫と三代で来られるご家族や、おじいちゃんおばあちゃんがお孫さんにプレゼントすることも多いようです。3歳の子どもは3歳なり に、80歳の高齢の方はご自分の経験に重ね合わせて、ともに楽しむことができる場所というのは、私たち『プーク』のほかに、なかなかないと思っています」

大人も子どもも世代を超えていっしょに楽しめることこそ人形劇の特殊性だと岸本さんは考えています。また、ほかの芸術に比べて、人形劇はわりと身近なものを 使って遊ぶことができるのも特徴です。「人形劇は、自分でつくる楽しさ、演じる楽しさ、そして観る楽しさ。この3つの楽しさを味わうことができます。特別 な道具や舞台がなくても大丈夫。テーブルや壁を舞台にして、身近なものを使って遊んでみてください」。そう話しながら、岸本さんは机の上にあったきれいな 空のカップラーメンの容器をふたつ合わせて目をつけ、口の部分をパクパク動かしました。「ほらね、人形のできあがり」と笑う岸本さん。こんな風に、誰でも どこでも体験できるのが、人形劇のおもしろさなのでしょう。「プーク」で人形劇を観た日の夜は、おうちで家族だけの人形劇をつくって、遊んでみてはいかが でしょうか?

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feature_vol10_05.jpg【access】
お問い合わせ・お申し込み
人形劇団 プーク
東京都新宿区代々木2-12-3
03-3370-3371
puppet@puk.jp
※ オンラインチケット予約 www.puk.jp/ticket/ticket.html

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